調布市武者小路実篤記念館

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収蔵品 詳細情報

資料番号:037202   分類:印刷物   種別:展覧会・行事関連資料(印刷物)   配架: 印刷物   原物・複製:原物  

タイトル:

【資料名】 雑草の詩

タイトル(ヨミ):

ザッソウ ノ ウタ

著作者:

【著・作者】 狩野 誠

著作者(ヨミ):

カノウ マコト

内容:

【版次】 第4刷発行
【備考】 狩野誠講演録 ABCフォーラム/編
【備考】 装幀/カバー付き
【収録】 P21−P23/著者が実篤に序文を書いて貰えるまでのエピソードあり。「(略)武者小路実篤全集があったんですね。「あ、そうだ、武者小路先生にお願いに行こう」。(略)まず電話帳で探して、それで武者小路実篤先生のうちを捜しながら行ったんです。ちょうどその時、武者小路先生は文化勲章を取られた年でした。新宿の京王線で行きまして、仙川、桐朋音楽大学の裏、今、武者小路記念館になっています。 (略)書生さんに「先生にお会いしたいので」ってこう言ったんですよ。そしたら、「紹介状は」と言うんです。(中略)−断られました。ピシッとドアを閉められて。(中略)あずまやで待っていたら武者小路先生、やがて一時半になって出てきた。(中略)「先生、お懐かしゅうございます」(笑)。お懐かしゅうございますって、一回もお会いしたことなんかありません(笑)。武者小路先生びっくりしまして、「うん? 君はどこから来たかね」って言うんです。(中略)先生のご序文が頂戴できましたら、出版できるかと思います」と言って恐る恐る原稿を出したんです。そうしたら先生は「私も若いときに九州の日向で新しい村をつくるので数年間百姓をしたことがあるが、大変だね。きみ、よく、やっとるね。来たまえ」。(中略)先生は序文を原稿用紙二枚位、さらさらっと書いてくれました。(中略)先生がどんな原稿を書いてくれたかと思ってこう見ましたら、何か紙が、落っこってくるんですね。拾ってみたら一万円札が二枚。(中略)涙があとからあとから出てくるんです。」
【収録】 P24−P25/実篤が『開拓の農民』に書いた序文あり。昭和32年春 。

日付:

【初版年月日】 1992年(平成4年)4月
【発行年月日】 2009年(平成21年)6月

西暦:

2009年 6月
※西暦は収蔵品の大よその時期を示すための目安です。正確な年月日を表していない場合があります。

発行者:

【発行・制作所】 ABCフォーラム
【発行・制作所住所】 愛知県名古屋市瑞穂区下山町1−1−22株式会社そふと研究所内

寄与者:

【主催・監修・関連】 狩野万葉