タイトル：

【資料名】 「裾花川の河柳」下絵

タイトル（ヨミ）：

スソバナガワ ノ カワヤナギ シタエ

著作者：

【著・作者】 河野通勢

著作者（ヨミ）：

コウノ ミチセイ

内容：

【備考】 右上「此ふして 自分が社会に今更ながら裏を見せ付けられる様な事をするものか! 社会には一体、和解といふ事がありはし無い。或るのは、唯、恋人と親友と死せひ崇敬する人との間にのみ行はるるものである。自分の親が死せば此皆敵となるのだ。そうだ 皆敵となるのだ。見ヨ、その面影が見へるのではないか! 兎角 信頼さるべき者は事故ばかりだ。自己が永遠に語られる唯一人の約束者であるのだ。自分は偉くならなければならない。あの形骸ばかり友達のあの顔面の前にて、或いはあの習慣的堕勢のみに依って 交際さる我が父の友達の前で、……そふだ、成れるとも否成るとも、(迫害は如何に大きくとも)偉く。自分の過去は日に偉かった。他のどんな人に於ても自分は未だして その様な 偉サヲ見た事はない。現在は確かに堕勢である。自分に缺除されたる人格の修養以て 自分は弥が吾も偉くなるのだ。しかし 今は汝、絶えなく少さいのだぞ! しかし 今は汝、絶えなく使命は大きいのだぞ! それを 肉躰の絶え有る時限に 成り果すのだ!!」

日付：

【制作年月日】 1915年06月07日

西暦：

年不明
※西暦は収蔵品の大よその時期を示すための目安です。正確な年月日を表していない場合があります。

形式：

【材質・技法】 紙・コンテ
【寸法】 38.5×58.0

識別子：

【---】 市備品番号92005

画像ファイル：

※本収蔵品の画像は、著作権上の都合により館外からのアクセスではご覧いただけません。 画像をご覧になりたい方は、武者小路実篤記念館までお越しください。